LECTURE #1
LED照明灯体の基本
京都造形芸術大学舞台芸術研究センターの研究者が中心となって行う「テーマ研究課題」と、学外の研究者に広く公募する「公募研究課題」(2014年度より実施)に基づいた各研究プロジェクトを、京都造形芸術大学の所有する京都芸術劇場(大劇場:春秋座、小劇場:studio21)を使用した劇場実験を核として、舞台芸術一般の学術研究において、舞台芸術作品の創造・受容の多様なプロセスを、『劇場を用いた研究』という手法を通じて実践的に探究し、広く公開していこうとプロジェクトです。
→京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター | 文部科学大臣認定 共同利用・共同研究拠点
本プロジェクトは、「公募研究課題」としで採択され、2014年度より劇場を用いた研究を行いました。
※役職等の肩書きは、2014年当時のものを使用
共同利用・共同研究拠点事務局 本プロジェクト担当:塚本 玲奈、四ヶ浦 香
株式会社 流
株式会社ケンコープロフェショナルイメージング
学校法人 瓜生山学園 京都造形芸術大学 学生有志
公立大学法人 京都市立芸術大学 学生有志
立川 晋輔(映像撮影・映像編集)
中 望(映像撮影)
大薮 英子(バイオリン演奏)
演奏曲:バルトーク 無伴奏バイオリン・ソナタ Sz.117 第2楽章
古舘 健(Webデザイン・映像編集)
1987年からダムタイプに参加し、主に照明並びにテクニカル・マネージメントを担当する。21世紀に入ってからは、ダンスカンパニー Monochrome Circusとのコラボレーション「Refined Colors」「lost」、ギターリストの内橋和久+シンガーのUAとのインスタレーションコンサート「path」などで、LED照明を使った作品の制作を開始。07年には白井剛(AbSt)・川口隆夫(ダムタイプ)・真鍋大度(ライゾマティクス)等9名のアーティストと共に作ったパフォーマンス作品「true/本当のこと」で、多方面に渡る「脳」に関する考察をもとに、LED照明を含めたデジタル・ディバイス間と身体の同期に焦点を当てた有機的な舞台作品を構築。09年から10年にかけては、その舞台装置を応用したインスタレーション作品「Time Lapse Plant」を発表し、横浜BankART並びに、東京都写真美術館で開催された第2回恵比寿映像祭での展示を行った。
また、Daniel Yeung(香港)、Ea Sola(フランス/べトナム)、Choy Ka Fai(シンガポール)、Daniel Kok (シンガポール)、Maxine Heppner(カナダ)、Ervi Sirén(フィンランド)、川口隆夫(日本)、鈴木ユキオ(日本)等の国内外のアーティストとのコラボレーションも活発に行い、10年からは大阪の山本能楽堂にて、古典的な能の演目にLED照明デザインを付ける試みも始めているほか、11年から横浜で開催されている「スマートイルミネーション」では、遠隔同期をとったLED照明で、省電力かつ効果的な夜景の創出を試みている。その仕事は,デジタル技術を積極的に舞台や美術作品に援用することで, 身体とテクノロジーが確かな相互作用を結び、より解像度と強度の高い経験を観客に提示することをめざしている。